アレルギー性鼻炎(花粉症)とは・・

アレルギー性鼻炎(花粉症)とは・・・アレルギーを起こす物質(アレルゲン:抗原)が鼻の粘膜にくっついてアレルギー反応を起こす病気です。4大症状としてくしゃみ 水っぽい鼻みず、鼻づまり、鼻のかゆみが起こります。それ以外にも目のかゆみ、耳のかゆみ、喉のイガイガ感、咳、頭痛、体のだるさ肌荒れなどの症状が出ることもあります。

アレルギー性鼻炎は大きく2つに分類されます。まず、スギやヒノキなどの花粉をアレルゲンとする花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)、もう一つはダニ、ハウスダスト(部屋のほこり)、イヌやネコなどの動物をアレルゲンとする通年性アレルギー性鼻炎です。

アレルギー性鼻炎は慢性的な病気ですので、根気よく治療することが大切です。治療の基本は、アレルゲンをつきとめて、それをなるべく取り除くか避けることです。その上で抗アレルギー薬による薬物療法によって、症状を抑えて軽くすることができます。

花粉症

花粉症は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が毎年、ほぼ同じ季節に決まっておきます。鼻以外にも目のかゆみ、耳のかゆみ、のどのイガイガ感などの症状をともなうこともよくあります。

全国の約30%の方が、花粉症になっているといわれています。その中で最も代表的な花粉症の原因はスギ花粉、ヒノキ花粉です。それ以外にも季節ごとにハンノキ、カモガヤ(イネ科)、ブタクサ、ヨモギが代表的な花粉症の原因としてあげられます。

治療

症状の度合いによりますが、薬物療法が一般的です。薬物療法で炎症の原因となっている物質を抑えていくのが一般的な方法です。

薬物療法には内服薬、点鼻薬(鼻スプレー)があります。最近は内服薬も眠気がでないように工夫されているものが多いです。

それ以外にも手術療法免疫療法があります。

特に鼻づまりもあってひどい場合には、レーザーなどでアレルギーの反応を弱めて鼻粘膜を縮小させる手術が有効です。

免疫療法とは内服、注射薬で抗原(アレルギーを起こす原因物質)を少量から投薬しながら、アレルギー体質を改善させる治療方法です。

花粉症だと思っても別の病気の可能性もあります。鼻の中を実際にみて診断することは重要です。耳鼻咽喉科医に相談しましょう。

レーザーで10分。花粉症対策

花粉症などのアレルギー性鼻炎には薬の治療以外にも、手術療法としてレーザーを使った治療があります。手術と聞くと「コワイ、イタイ?」と想像してしまいがちです。

でも当院では、現在主流になっているCO2(炭酸ガス)レーザーを使い、0.5ミリ以下の浅い範囲で粘膜を焼きますので、手術による痛み、出血などが出現することはほとんどありません。

効き目には個人差がありますが、80~90%の人には有効です。
外来で受けられ、健康保険も効きます。

レーザー手術でどうして花粉症の症状が押さえられるの?

プヨプヨにはれた鼻粘膜が固まって、鼻の空間が広がり、鼻づまりが解消します。また粘膜が硬くなると花粉も付着しにくくなるし、花粉が付着してもアレルギーの物質が生体内に入りにくくなります。こうして鼻みず、くしゃみも軽くなるのです。

鼻の粘膜はどうやって焼くの?

鼻の粘膜はどうやって焼くの?
  • レーザー治療の時期は、花粉症のシーズンが始まる1、2か月前にはレーザー治療をしておくことがベストです。
  • 花粉症だけでなく、年中の鼻炎にも効果があります。
  • 初回は1カ月後に再度レーザーをあてて、治療効果を強めておくことも良いでしょう。
  • レーザーの効果は、数カ月から長くても2、3年で効果が切れてきます。花粉症には1年ごとの治療がおススメです。
  • レーザー治療は健康保険がききます。1回の手術費は9000円程度(3割負担)です。

~ご希望の場合はご予約致します。電話でも事前にご相談ください。~

その他、ご不明な点がございましたら、スタッフにお問合わせください。